1985年、パシグ生まれ。リサール州カインタ在住。絵画/立体/インスタレーション。
JC ハシントさんは、岩や樹木、鉱物といった「人間より長い時間を生きているもの」に向き合い続けている作家です。かつては人物を描いていましたが、やがてその人物像は霞のような抽象へと溶け、いまでは風景そのものというより、風景をつくる地質的な時間、堆積し、結晶し、朽ちていくプロセスを画面に呼び込んでいます。樹液や樹皮、根といった実際の有機物を画面に取り込んだり、木材を石化させたり、溶けたプラスチックと自然の破片を固めて「地層」のような塊をつくったり。ギャラリーはその歩みを「有機的な主題を描くことから、有機物そのもの…