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【このウェブサイトを作った理由】

これから始まる、長い文化の旅。

【このウェブサイトを作った理由】

はじめまして!SEILAです。


このウェブサイトをスタートしようとした、きっかけについて。

私は、日本の小学校に入る直前まで、フィリピンのマニラで暮らしていました。
当時の子供の頃の私にとっても、フィリピンは、日本とはまた異なる種類の豊かさを持つ国でした。

スペインやアメリカ文化の影響を受けた住宅街、
庶民的な暮らしの中にもお手伝いさんが居たり、近所の人たちとの共有もしくは個人の庭にプールがあったり、どこか華やかさや余裕がありました。
その一方で、綺麗な街とそうでない街の差は大きくて。この国には大きな経済的な課題があるのだということも、子供ながらに、なんとなく肌で感じていました。

大人になって、社会でさまざまな世代の方と接するうちに、気づいたことがあります。フィリピンという国が、時々、ごく限られたネガティブなイメージだけで語られてしまうこと。そのたびに、胸の奥に小さな違和感が残りました。

もちろん、それも事実の一部なのだと思います。でも——私が知っている、あの綺麗で豊かなフィリピンもまた、確かに存在しているのです。

その違和感は、アートの世界でも同じでした。

少し前のデータになりますが、アート市場調査会社Artprice社のレポートによると、2021〜2022年の現代美術オークションの国別売上高で、フィリピンは世界14位。国際的に評価されるアーティストが、数多く生まれている国なのです。

それなのに、日本ではフィリピンのアート市場に関する情報はまだとても少なく、素晴らしいアーティストたちのほとんどが知られていません。

私はそこに、大きな可能性を感じています。

NIN.DOTは、その「距離」を縮めるために始めました。

単なる作品紹介サイトではなく、フィリピンの感性や文化を、日本の感覚にそっと寄り添わせながらお届けする、キュレーション・プラットフォームです。日本とフィリピン、両方の文化に触れて育った私だからこそ、機械的な翻訳ではない「橋渡し」ができるのではないか——そう思っています。

海外ではすでに評価されているのに、日本ではまだ十分に知られていない。そんな将来性豊かなアーティストたちをご紹介して、日本とフィリピン、両方のアート市場の成長につなげていきたい。

そして同時に、アートを通して、フィリピンという国の「見え方」そのものも、少しずつアップデートしていけたら、と願っています。

SEILA

Sources: The Contemporary Art Market Report 2022 (Artprice)
According to Artprice's The Contemporary Art Market Report 2022 (covering July 2021–June 2022), the Philippines ranked 14th in the world by Contemporary art auction turnover.